コーランの中にある奇跡
アッラーは預言者達が彼の真のメッセンジャーだという事を証明するために預言者達に様々な奇跡を起こし支援した。イスラムでは、コーランは、主要な奇跡なのです。預言者ムハンマドを通して、世界に送られたアッラーの直接的なお言葉だからです。
いくつかの奇跡は科学的関連があります。それらは、非常に複雑で先端的な話題が述べられています。コーランは1400年以上も前に啓示されたものであるにも関わらず、それらの事実は現代科学により近代、実証されています。
例1- 内部波と深海の暗闇

海洋内部波とは海の内部で発生する波の事であり、内部波の存在は、1978年9月15日、アメリカのシーサットの人工衛星によって入手された合成開口レーダーの画像により初めて明らかになりました。
深海の暗闇は、水深約200m以上の地点で見られます。この深さの地点では、光はほぼありません(弱光層)。水深1000m以上では、全く光がありません。人間は、潜水艦や特別な道具の援助なしでは、水深40m以上を潜る事はできません。
「また(不信者の状態は)、深海の暗闇のようだ。波が彼らを覆い、その上にまた波があり、その上を更に雲が覆っている。暗闇の上に暗闇が重なる。彼が手を差し伸ばしても、それは見られない。」
コーラン第24章第40節
7世紀に生きていた預言者ムハンマドが、合成開口レーダーや潜水艦なしで、どのように内部波や深海の暗闇について述べる事ができたのでしょうか?
例2- ビッグバン宇宙論と宇宙爆発起源論

皆さんはパトカーのサイレンが近づいてくる時、ピッチが大きくなり、通り過ぎて遠ざかる時にはピッチが激減する音を聞いた事があるでしょう。音波は聞き手の耳に音源が近づくにつれ現れ、遠ざかるにつれ離れていくという作用により生じます。
この音響効果は、1800年代にクリスチャン・ドップラーにより初めて説明され、ドップラー効果と呼ばれています。ドップラー効果は、音のみに適用するわけではなく、全種類の波に生じます。その中で、光は波長の中で発するために光が含まれます。
1900年代初期、科学者達は、光がどのくらいの速さで動くのか測るために銀河系から光を用いて、方法を見つけ出しました。
1929年、アメリカ人の天文学者であるエドウィン・ハッブルは、宇宙はお互いから離れて動き、全ての銀河系で膨張している事を確定するためにドップラー効果を用いました。彼は、地球から遠く離れた銀河系がより速く動いている事を観測した後にこれを発見をしました。つまり、宇宙は膨張しているはずなのです。
20世紀半ばまで、科学者の多くは、宇宙は果てしなく、永遠なものとして考えていました。ビッグバン宇宙論は、1964年に科学において受け入れられた学説となりました。
1400年以上前に啓示されたコーランの中で、神(アッラー)は、述べています。
「我々は、偉力を持って宇宙を建て、それを膨張させている。」 コーラン第51章第47節
「不信者達は、天と地はかつて一つに合わさっていたが、我々がそれらを分けた事をわからないのか?そして、我々は全ての生き物を水から創った。それでも、彼らは信仰しないのか?」 コーラン第21章第30節
7世紀に生きていた、字を読む事も書く事も出来なかった預言者ムハンマドが、数学や物理の知識が何もなく、望遠鏡が発明される以前にこのような事を発見するという事は可能だろうか?
例3- ヒトの胎児の発達

神聖なコーランの中のいくつかの節で、1400年前にアッラーは、ヒトの胎児の発達について詳しい説明を啓示しました。
「人々よ!あなたがたは復活について疑うのであれば、これを知ろう。我々はあなたがたをまず土から、そして精液の一滴から創り、次に血の塊とし、肉魂へと更に形をなした。完全に形をなすもの、または形をなさないもの。あなたがたにわが偉力を明示するためである。我々は、欲する者を定めた時期まで胎内に置き、それから赤ん坊として、あなたがたを出生させ、それから成人に到達させる。あなたがたの中で、若くして死ぬ者もあり、また何がしかを知った後、全てを忘れ去る程に弱まる老齢に達する者もいる。また、あなたは大地が枯れて荒れ果てるのを見るだろう。だが我々が、一度それに雨を降らせると、(生気が)躍起し膨らんで、全ての植物が雌雄により美しく萌え出る。」
コーラン第22章第5節
キース・L・ムーア教授は、これらの節を研究し、最新の科学の発見と比較しました。それから彼は、顕微鏡や科学の教育なしでは、人間がヒトの胎児の発達段階を説明する事は不可能であると結論を下しました。
光が見られた発見の実例は、コーランの啓示の1000年以上後の事です。
18世紀まで、男女両方が胎児の形成を担っているという概念は未知の事でした。精子が小さい人間を含んでいるという事なのか、女性の卵が小さい人間を含んでいるのかというたった2つの推測があるのみでした。
ヒトの胎児の形についての説明。妊娠第3週の胎芽の大きさは、0.7mm〜3mmのため、顕微鏡の発明以前にこの事を発見する事は不可能です。
骨の形成の概念は、筋肉や肉塊の形成より前です。
奇跡についての考え
